リサーチにおいても、AIは非常に強力なツールとなりました。一瞬でウェブを横断して情報を集め、収集したデータを次から次へと分析し、あっという間に答えを導き出します。そんなAIが出す答えにはある程度の説得力がある一方で、質問者側がそれなりに知恵を絞らない限りは平坦な「一般解」であることがほとんど。何か大切なことを取りこぼしてしまっているようにも思えてなりません。
その「なにか」は、自分でも言語化できていない、個人の感情の揺れや雰囲気、もしくは微細な違和感といったものかもしれません。そこで私たちは、AIが取りこぼす、曖昧で割り切れない「なにか」を「ノイズ」と定義しました。そしてこの「ノイズ」の存在が、より精度の高い、本質的なリサーチやデザインに繋がると考えました。
今回は渋谷の街を舞台に、この「ノイズ」に意図的に出会うこと、そして「ノイズ」を通じて渋谷の新しい魅力を発見することを目的に開催した、ワークショップイベント「Design Through Photography」のレポートをお届けします。