
背景にある経営トレンド
デザイン経営
これまでの「デザイン」を表面的でカタチなど意匠を扱うような企業活動のプロセスのひとつとして位置づけるのではなく、企業価値向上のための重要な経営資源として活用し、ブランド力向上とイノベーション創出を実現することが求められます。
DX (Digital Transformation)
単に既存の業務をデジタル化して効率化するに留まらず、データとデジタル技術を活用してビジネスモデルや企業文化そのものを変革し、新たな価値創出と競争上の優位性を確立することが求められます。
Design as R&D
概要
企業や社会の「永続的」な進化に貢献することを目的とした、
革新的な「意味」を備えた製品・サービスを探索する営為です。
‒ design for sustainability : 永続的な進化
‒ design for innovation : 革新的意味探索
バリューチェーンの一部機能としてデザインを位置づけるのでは なく、バリューチェーンそのものを変革する経営機能として位置 づけます。
さらに、我々自身も参加者としてステークホルダーを巻き込み、 問いを立て、解決の方策を探り、仮説を実施検証することで変化の実践者となります。
Core Conpetence

探索
解くべき問題やそのステークホルダーを探索する。

機転(即興性/臨床性)
ゴールとなる解決策のみならず、解決の方法といったプロセスも含めて知恵を働かせる。

実装(Make & Implement)
一時的ではなく持続的かつ自律的なより良い変化をもたらす。
Core Value
“Innovation for Sustainability of Something”
革新性
「いまある課題の解決」のみならず 「まだない価値の探索」に取り組む
‒ いまある課題の解決=短期的な成果
‒ 改善や改修
‒ 単発的なアイディア
‒ まだない価値の探索=中長期的な成果
‒ 継続的なプロジェクト
持続性
開発した「意味」を検証し評価(批評) を繰り返しアップデートしつづける
‒ 抽象度の高いアイディアを具体化する
‒ 具体化したアイディアを検証し問いを立て直す
Process

1.PoV(Proof of Vision)
独特の価値観や哲学を持つ人の極端な行動や、個人的・ 内発的な動機を解釈して発想したビジョンを、共有可 能なストーリーとして具体化するフェーズ。
2.PoC(Proof of Concept)
ビジョンやそのアイディアの対象となる領域の専門家 やエキスパートユーザーのフィードバックを元に検討 を深め、実体のあるプロトタイプ(アーティファクト) を作り、検証シナリオを進めるフェーズ。
3.PoB(Proof of Business)
プロトタイプを対象となる想定ユーザーに体験してもらい、ローンチ(社会実装)およびその後の持続的な 提供のための収益や提供体制などビジネスプランとし てまとめるフェーズ。
Key Point
Output とOutcome
小さなアウトプット(成果)を重ね ながら、より大きなアウトカム(変化) を得る。
Throughput
抽象度の高いコトを具体なモノと して実体化することでアイディアを 共有し検証する。
問いの立て直し
具体化されたアイディアを検証して得 られたフィードバックを抽象度を上 げて捉えることで問いを立て直し、 適切に批評するサイクルを設計する。
知の共有
プロセスを通じて蓄積された知見をツー ルやメソッドとして体系化し共有する。 さらに実践を通じて批評を繰り返しそ の有用性をさらに高める。
IDL が提供する価値
Sprint / Rapid
‒ 不完全なりに素早くカタチにする
‒ カタチにしたものから有効なフィードバック得る
Sustainable Acceleration / Encouragement
‒ プロジェクトを持続的に前進させる
‒ さまざまなメンバーや組織を鼓舞し、勇気づける
‒ 事業開発推進のための"Confidence"と"Evidence"とのバランス ‒ マインドセットを内面化する
Proactive / Anticipating
‒ 不確実な未来を先取りする
‒ 起こるべき変化を能動的に起こす