インキュベーションプログラムデザイン支援

OUTLINE

株式会社フェニクシーが運営する居住滞在型インキュベーションプログラムにおける、デザインアプローチのプログラムファシリテーションを行いました。

IDLはアドバイザーのいち組織として、国内外から集まり事業開発を目指す企業内人材や起業家、学生などの多様なコンテクストを持ったプログラム参加者に対し、デザインアプローチのハンズオンを提供しました。

 

works-2

画像提供:株式会社フェニクシー

 

GOAL

参加者の事業にとっての「ユーザー」の具体化

「本当にお金を払うのは誰か?」「価値を受益するのは誰か?」といった視点の提供をデザインのアプローチを通して行いました。インサイド・アウトの視点に留まっていた製品/サービス開発プロセスに、多彩なデザインツールの活用によってアウトサイド・インの視点をもたらすことで、各自のビジネスを具体化し、実現可能性を高めるきっかけを提供します。

ISSUE

  • 事業を動かす主体が参加者である認識を高め、自ら手を動かすことによる発見をいかに体験してもらうか

  • 高い満足度を維持しながら、いかにクイックにデザインアプローチを内面から体験してもらうか

PROCESS

4ヶ月にわたって行われるプログラムの全期間のうち、IDLは冒頭の5日間を担当しました。

プログラム内容
Day1:サービスデザイン概論
Day2:リサーチ設計
Day3:インタビュー実施/ペルソナ策定
Day4:カスタマージャーニーマップ策定
Day5:プロトタイピング・プレゼンテーション/フィードバック

事業化するアイデアや技術を持った状態の参加者は、それぞれ異なるフェーズにいます。プログラム期間中、IDListはファシリテーターでありながら、時には作業のやり方を個別にサポートし、よき相談相手であるメンターとして柔軟にふるまいました。

IDListは「できるように教える」「インストールする」といった関係性ではなく、実践にフォーカスすることで、デザインシンキングを参加者に内面化させるという点を重要視しています。
継続プロジェクトのため、新しい期が始まるごとに、座学と実践のバランスやオフラインの価値の最大化など、ブラッシュアップも行っています。IDLは今後も継続的なご支援を行うなかで洗練されたデザインアプローチのプログラム提供を目指します。

MEMBER

Keynote Speaker:井登友一
Program Facilitator:野坂 洋
Program Facilitator:平岡 さつき
Language Supporter:ヤエル ベンディット

RELATED SERVICE

INFOBAHN DESIGN SCHOOL
https://idl.infobahn.co.jp/services/designschool

Making and Meaning
https://idl.infobahn.co.jp/service-papers/making-and-meaning

CLIENT
株式会社フェニクシー
YEAR
2019年6月 〜 継続中